クレジットカード現金化と闇金融の共通点と相違点
今も昔も変わることなく高金利で融資をする闇金融は存在しておりなくなることはありません。
闇金融がなくならない訳は需要があり儲かるビジネスというもっともらしい理由があるのです。
当然ながら出資法違反になる違法行為であり、それを承知の上で摘発されないような策を施し営業を続けています。
クレジットカード現金化は一部の報道では新手の闇金融と表現されていたこともありましたがどのような点が共通しているのでしょうか?
闇金融とクレジットカード現金化の共通点はどちらもお金が必要な人が利用するサービスです。
お金を必要な人が資金調達を目的に利用し結果的には現金を手にすることができます。
目的
闇金融は信用情報機関に登録しているわけではありませんので特に審査はなく誰でも融資を受けることができます。
クレジットカード現金化も審査不要で買い物ができる方ならどなたでもご利用いただくことが可能です。
このように消費者金融の審査が通らないような方でも簡単にお金を工面することができる共通点があるのです。
不透明性
もう一つはどちらも実際に対面して取引することない不透明なビジネスとされています。
闇金融は基本的に犯罪行為を承知の上で営業していますので表に出ることはない商売です。
主に電話やFAXのみでの取引となりどこに営業所を構えているかを公表することはありません。
クレジットカード現金化も電話番号や所在地を表記していますが、きちんとしたビル名や部屋番号までは記載しておらず実際のものかもわかりません。
取引内容もほとんどがWEB上でのものになりますので相手が見えない点は共通しています。
相違点
クレジットカードのショッピング枠現金化の根本的な仕組みとして、あくまでもお金の貸借を業務とする融資ではなく、クレジット決済で購入した商品の買取やキャッシュバックによるサービスを提供している業者なのです。
つまり現金化業者は世間一般の業種からすれば、
- 商品買取 金券ショップ・リサイクルショップ・質屋などの古物を売買する業者
- キャッシュバック 一般的なオンラインストア・ネットショップ
とされるどこにでもある普通のお店のサービスの一環なのです。
反対に闇金融は金銭借用証書と引き換えに現金を融資し、トイチやトサンといった法定金利の何百倍もの高金利で貸し付けをし、返済できなければ勤務先に連絡されたりと非常に厳しい取り立てが行われます。
クレジットカード現金化は融資ではありませんので取り立てや金利はありません。
クレジットカードで購入した支払いを行うだけですので、通常のネットショッピングの手続きと同じなのです。
クレジットカード現金化について更に詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
【クレジットカード現金化の特徴や性質】
闇金融とされた現金化業者
クレジットカード現金化はお金を貸すわけでもなく、返済してもらう必要もないのですが闇金融が逮捕される内容と同様の容疑で摘発されたのです。
その答えは、逮捕された現金化業者が過去に闇金融を営んでいたからなのです。
つまり元闇金融業者がキャッシュバックによる現金化に切り替え営業していたら、過去に事件が発覚してしまい出資法違反と貸金業法違反で摘発されました。
その業者が当時、問題となっていたキャッシュバックによる現金化を行っていたので立件し追起訴となったのです。
裁判での判決は併合となりますので当然有罪判決になります。
元々が闇金融な訳ですから高金利での融資を行っていたのですが、それまでクレジットカード現金化で逮捕された判例はありませんでした。
結果的にクレジットカード現金化サービスは、
- 闇金融が営む新たな手口
- クレジットカードを悪用した貧困ビジネス
- 実質的な高金利での融資
といったクレジットカード現金化に対する「悪」の印象を強く残したのです。
しかし、クレジットカード現金化のすべてが闇金融ではありません。
ごく一部の業者が元闇金融という可能性はありますが、現在は悪質な業者は排除される方向にあります。
したがって過去にと比較すると安全性は格段に高くなっております。
資金調達の方法としては類似したサービスなのは変わりませんが、その後のこと考慮すれば断然クレジットカード現金化の方が優れたサービスと言えます。